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普通自動車二種免許取得までの流れ

みなさんご存知の通りこれからハイヤー、タクシー業に就くためには「普通自動車二種免許」が必要です。この免許は一種免許のように指定教習所による技能試験免除制度はありません。東京の場合は府中試験場でのみ受験できます(鮫州試験場は一種のみ)。このページでは取得までの簡単なプロセスを説明しております。

目次
[学科試験] [技能試験] [府中試験場コース]
[免許取得までの効率的なプロセス]
[地理試験] [ある新人の初日]


学科試験

一種免許取得時に勉強した一般的な交通法規に加え「旅客自動車運送事業等運輸規則」が出題され、100問中90問正解で合格です。これは試験場付近の代書店等で販売している千数百円の問題集を購入するか、採用先の会社で借りる等して1日勉強すれば一発で合格できます。合格の場合は技能試験日の予約を取りますが、これがクセ者で一週間から場合によっては三週間先まで予約が一杯というのが現状です。(AT車の場合は予約の前に窓口で言わないと、そのままではマニュアル車になってしまいます。)詳しくは後述で。


技能試験

今までのクセをなくして初心に帰った基本的な運転及びスムーズで「メリハリのある運転」をしなければなりません。専用教習所(5万円前後)で何時間かの練習をしなければまず受かりません。また専用教習所もかなりいいかげんな所も多いので選ぶ時には注意が必要です。(府中試験場のコースはかなり広いので、教習所では上手に乗れても100%の能力を発揮することは難しいです。教習所はなるべく広いコースのある所を選んでください。)

試験は試験場コース内(No.1〜No.4のうち1つで当日30分前に公表)のみで路上試験はありません。一種免許(仮免)との相違点は「鋭角コース」が加わっていること位ですがかなり厳しいことは事実で、特に「メリハリのある運転」が重要です。80点以上が合格なので1つの失敗がかなりひびきます。

合格の場合は免許証が即日交付され、その後「財団法人東京タクシー近代化センター」(採用先の会社がだんどりします。)で2日の研修と地理試験を受けます。地理試験合格後には会社側の研修が待っています。

不合格の場合は再度手数料3700円を支払い試験日を予約します。(日にちがまた何日も開きますがあせりは禁物。)その日一日がフリーなら夕方までコース周回の車を見ているのも参考になります。(特に遠方の方は。)まじめに取得を考えているのなら常連さんとはほどほどに...
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府中試験場コース
-コース図を見る(別ウィンドウで開きます)-

技能試験の注意点及び簡単なコース解説をいたします(上をクリックすると画像が表示されます)。普通二種以外の他の四輪免許(大型一種・二種、けん引、普通一種、仮免)を府中試験場で受験される場合もこのコースを使用しますのでコース画像だけは参考にしていただけると思います。なお画像の目印(数字等)は実際とは異なります。

普通自動車二種免許のコースは4種類あります。(98.3月現在)
1コース
あ直進→6右折→点滅7直進→方A(出口右折)→い左折→(外周半周)→か左折→すぐ坂路(下り右折)→クB(出口左折)→え左折→信号5右折→か左折→あ左折→鋭A(出口左折)→6直進→3右折→踏切→9右折→点滅7直進→S(出口左折)→発着所
2コース
あ直進→6左折→信号5直進→クA(出口右折)→き左折→(外周)→い左折→点滅7右折→9左折→踏切→3直進→9直進→すぐ坂路(下り途中左カーブ)→方C(出口右折)→鋭B(出口左折)→すぐ9左折→お右折→う右折→点滅7直進→S(出口左折)→発着所
3コース
あ右折→(外周3/4周)→か左折→すぐ坂路(下り右折)→クB(出口左折)→え左折→信号5直進→方D(出口右折)→け左折→あ左折→鋭A(出口左折)→6直進→3右折→踏切→9右折→点滅7直進→S(出口左折)→発着所
4コース
あ直進→6右折→点滅7直進→い右折→(外周半周)→方B(出口左折)→か左折→信号5左折→8直進→すぐ鋭B(出口左折)→9左折→すぐ坂路(下り右折)→クA(出口右折)→き左折→あ左折→4直進→6直進→3右折→踏切→9右折→点滅7直進→S(出口左折)→発着所

合格ラインは80点。1つの減点がひびきます。減点されがちな部分とは?
  • 乗車前バンパー確認等をしない。
  • てきぱきしない。内周をトロトロ走る。したがってまったくメリハリがない。
  • ミラー、目視の確認をしない。
  • 左折時:左へ寄らない。巻込み確認をしない。右へ振る。すみ切り大回り。
  • 右折時:交差点の中心に沿って回らない。
  • 交差道路の確認をしない。
  • 停止線からはみ出す。
  • 肝心な時に徐行せず、徐行の必要がないのに徐行する。場合によっては停止する。
  • アクセルの必要がない時にブレーキの構えをしない。
  • 断続ブレーキの不徹底。
  • バック時の確認不徹底。窓を開けない。
  • ハンドル:逆手等八の字を心がけない。切り過ぎ、もどしおくれ。

  • 技能試験時の進路はそのつど試験官が指示してくれますが、先々の展開に予測をつけ気持に余裕を持つためにも各コースは暗記するべきです。そして目をつぶって立体的なイメージでとらえる習慣をつけてください。道を立体的に覚えることは重要です。これは営業のために地理を覚えることにも言えます。
    イメージトレーニングは短期取得の早道です。
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    免許取得までの効率的なプロセス

    1. まずは会社を決める。
    2. 免許取得中の短期アルバイトを決める。
    3. 学科試験は自分で勉強し、さっさと合格する。
    4. 教習所等の目安をつけ技能試験の予約を取る。(午後がベスト)
    5. 教習所で技能(試験用と割り切って)を身につける。
    6. 教習所はせいぜい乗って12時限位。それ以上はお金の無駄。
    7. 毎週土曜日の府中コース開放(1時間のみ可、同乗者必要、車両持込)の予約を取り、試験前に一回コースで乗ってみる。
    8. 試験当日早目に家を出て午前の受験者の運転等を窓から覗く。
    9. 11時半ごろから教官がコース周回(車両、コース点検と思われる。)するので、少々参考にする。
    10. 30分前にコース番号が貼り出されるので、後はそのコースだけを頭に置く。
    11. 不合格ならば教官に疑問点を聞く。(ムットされてもこちらはお金払ってます。)
    12. 次の予約を取る。
    13. せっかく府中まで行ったのだから、夕方までキャンセル空きをチェックする。
    14. 自分の取った予約日より早い日にちが空いたら、すかさず予約日変更する。
    15. 家に帰ったらイメージトレーニングとか地理試験の勉強でもして寝る。
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    地理試験
    -地理試験問題を見る-

    40問中32点(80%)以上で合格。内容の半分は3パターンの中から出題されるので会社で問題集を借りて暗記すれば70%はクリアー。主要幹線道路80数箇所、主要交差点は必ず覚えましょう。
    この試験、以前は簡単に合格できたらしいのですが現在は少々勉強が必要です。技能試験期間中に地図を見たり書いたりして勉強すれば一発で合格できます。ただこれを覚えたからといって実際のタクシー業務にはあまりつながりませんが、とりあえず試験はこれが最後です。
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    ある新人の初日

    すべてをクリアーしてはじめてプロデビューです。しかし苦労はこれから。東京生まれでも道がさっぱり分からないわたしの初日を紹介します。

    早朝4時までに最低300km走れ、と言われ現在2時半で250km、売上は最悪。その時日暮里のある交差点にお仕事帰りの女性2人組が手を上げている。4方向の道には空車の嵐。多少強引に黄色信号でそのお客をゲット。ところが.....「お待たせしました。どちらまで。」「江戸川橋で1人降ろして、その後四谷を抜けて麻布十番までお願い。」頭の中真っ白!「お客様申し訳ございません新人なもので地図を見ながら行かせていただきます。」「えー新人?大丈夫?」ドアを開けて降りそうな気配。「がんばりますのでどうか...」「わかったわ、がんばって行ってちょうだい。でも間違ったたら割引よ。」江戸川橋と江戸橋がごっちゃになっている自分は今本郷通りを走っている。江戸川橋は目白通りであるから右に行かねば。「お客様、ここが東大ですね。」と訳のわからないことを言っている自分。これでお客もあきらめたようでその後降車まで話しが盛り上がったのは何よりの救い。「なんか道違うんじゃない?」さほど間違っているとは思えないが弱気なわたしは信号停止している横の先輩(たまたま同じ会社、同じ営業所の親切な方。)を発見。「本日初日のN営業所のNと申します。江戸川橋はどう行けばいいですか?」「よしついてきな!」ありがたい。感動。「後はココ右折してつきあたり右に行けばOK。」名前をうかがってお礼をいって別れる。とりあえず江戸川橋に到着。この時点で料金が700円程高いらしい。さて今度は麻布十番であーる。後で考えれば外苑東を行けばよかったのだが、なんと自分は確信をもって外堀を走る。なんとか到着も料金が2000円程高いらしい。「無事送ってくれてありがとう。レシートちょうだい。」お客様は全額払う気らしいが「いろいろ勉強になりました。2000円分は頂きませんので。」「わかったわ、まず2000円差し引いた料金がこれ。それからこれはチップ。」と2000円。さすがに頂けない。「またどこかでお乗せする機会もあるかもしれません。その時は少しは成長してると思いますのでこちらはその時に頂きます。」とお返しする。乗務員証を見たらしく最後に「Nさんがんばって。」と発進するまで見送っていただく。感動。その後六本木で大渋滞にはまり帰庫4時半。すでに洗車の体力は残っていない。洗車屋さんにたのむ。(1日走っていると髭も伸びる。そうだ今度から電気シェーバーを常備しておこう。と思う。)

    いろいろなお客がいるが東京の人は基本的には大変親切なことは確か。
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